オーストラリア大陸(オーストラリアたいりく)は、南半球のオセアニアに位置する大陸で、6つの大陸のなかで最小の面積である。全土がオーストラリア領に属し、東は太平洋、西・南はインド洋、北はアラフラ海に面している。大陸の最東部に大分水嶺山脈があり、太平洋から水分を含んだ空気はここで大量の雨を降らし、乾燥した山脈西部の大地にも、地下水を通して水が供給されるため、農業が可能である。大陸の西部は大半が乾燥した砂漠や荒野で、人口のほとんどは海岸の都市周辺で生活する。全体に浸食の進んだ平坦な大陸で、中部からは西部には極めて古く安定したオーストラリア盾状地が位置する。最高峰は2228mのコジオスコ(大分水嶺山脈に位置する)。太平洋沿岸のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」や、侵食によって形成されたウルル(エアーズロック)など、世界的な観光名所も多い。面積は約761万9000平方km。たいていのメルカトル図法による地図では、最小の「大陸」オーストラリアと最大の「島」グリーンランドの見た目の面積が逆転しており、グリーンランドが非常に巨大なため、大陸と島の差に錯覚を覚えるが、実際には面積で500万平方kmもの大きな差があり、双方の違いは歴然としている(グリーンランドの3.5倍の面積がある)。
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